壊れてからじゃ遅いかも 温水器のメンテナンス

こんばんは、設備工事.COMです!
最近こんなお問い合わせが多くなっております。

「温水器が壊れてお湯が出なくなってしまった」
温水器は普通にご使用いただいていれば、10年~15年程度ご使用いただけます。
壊れてしまうタイミングがたまたま重なってしまっているようです。

ですが、ここからが問題で、温水器を交換したその日の内にお湯が使用できる訳ではありません。
なぜお湯がその日の内に使用できないのか今回はご紹介します。

その日の内にお湯が使えない??

その日の内にお湯が使えないと書きましたが、絶対使えないというわけではありません。
例えば、時間帯別で電力を契約していてリモコンがある場合は、リモコンから再沸騰を押せば交換したあとでもタンク内の水を沸かしてくれます。

お湯が使えない可能性があるのが、深夜電力でご契約して頂いている場合です。
深夜電力というのは、電気を使う人が深夜の時間帯に電気を使うことで、日中に使用した場合にくらべ電気代が安く済みます。
(現在は新規で深夜電力での契約はできません)
深夜の時間帯はおよそ、0時~6時ぐらいの時間です。

深夜電力で契約していると、専用のメーターが設置されて、上記で上げた時間帯になると電気が通り温水器がお湯を沸かし始めます。
つまり、深夜電力契約をしている場合、設置したその夜に沸かしはじめ、翌朝からにお湯が使えるようになります。

本当に使えないの?

こんな暑い時期に次の朝まで使えないなんて困りますよね…
本当に交換したその日には使用できないのでしょうか?

実はその日の内にお湯を使用できる方法があります。
契約している電気会社に強制通電を依頼すれば、設置したその日にお湯が使えるようになります。

強制通電とは、簡単に言えば、深夜電力のメーターを深夜の時間帯と誤認させて強制的に通電させることです。
ただ注意点として、冷たい水から85℃程度の熱湯にわき上げるため、長い時間が掛かります。
なので、強制通電をしたからと言って、今すぐにお湯を使用できるというわけではありませんので気をつけましょう。

長く使った温水器の不調?

温水器を交換して、その日の内にお湯を使用できない可能性があることが分かって頂いたと思います。
この時期に1日使えないなんてことにならないように早めのメンテナンスをしましょう。
ただ、長く使用して頂いているとメンテナンスをしても経年劣化で使用できなくなってしまいます。

その時、どのようなことが起こるのでしょうか?
例えば、排水の水が止まらなくなる、タンク内に錆水がたまり、水のでが悪くなってしまうなどがあります。
水が止まらなくなったり、水の出が悪くなったりした場合、早めに交換しましょう。

まとめ

電気温水器を交換したその日にお湯が使えない場合があるということはお判りいただけたと思います。
どんなにメンテナンスをしても壊れるものは壊れてしまいます。
長年お使いいただいている温水器がある場合、時期などを考えてご依頼ください。