電気温水器 設置するメリット

おはようございます。設備工事.COMです。

最近電気温水器交換工事のお問合せを多く頂きます。
ご自宅でシャワーや台所でお湯を使うには大きく分けて2種類

電気温水器かガス給湯器を使うか。

今日は電気温水器について、電気温水器とはどのような物なのか、また設置するメリットを見ていきましょう。

電気温水器とは

まずは電気温水器についてどんな物なのか確認しましょう!

電気温水器とは、その名の通り、電気で水を沸かしてお湯にする製品。
商品として、電気瞬間湯沸し器もありますが、今回は一般的なタンクの製品を見ていきます。

電気料金の安い深夜の時間帯等にお湯を沸かして、ヒーターを取り付けたタンク内に貯湯します。
お湯を使う時はこのタンク内に貯めておいたお湯を使います。
タンクの大きさは色々あります。

小型電気温水器

小型電気温水器と呼ばれるタイプなら6Lや24L貯湯できるタンクを持ち。
その分製品が小型で洗面化粧台や台所の下などにも設置が可能な製品。

電気温水器[大型]

大型の電気温水器になると、150Lや560Lなど貯湯できる量が多く、大きさも人と同じ位か人よりも大きくなります。
この大きさになると、マンションのワンルームや一軒家を丸々賄うことになります。

電気温水器のメリット

電気温水器がどのような製品が少しお分かり頂けたと思います。
次に、電気温水器を使用するメリットを見ていきましょう!

●燃焼で沸かさないので劣化しにくい。
タンク内にお湯を温めるヒーターはありますが、このヒーターに電気を通しお湯を温めるので、燃焼して温めるガス給湯器と比べると製品が劣化しにくいのが特徴です。
電気温水器の製品としての寿命は約15年~20年と言われています。
ですが、実際にご利用いただいているお客様の中には、30年使っていたり、40年近くご使用頂いている場合もございます。

●安全性や静音
電気温水器は安全性の高い製品です。
電気の力でヒーターを温めることにより水の温度を上げる仕組みになっています。
家庭でよく用いられているガス給湯器のようにガスを燃やして火で加熱するのとは原理が異なります。
火を使わないので火事になる心配が少ないのが魅力です。
消火や点火なども必要なく、マイコンによるコントロールで温度調節をしているので温度も安定しやすくなっています。
また、ガスを燃やすこともないので不完全燃焼により一酸化炭素が発生するリスクもありません。
ガス漏れによってガス中毒になる危険もなく、煙などが出る心配もないことから安心して室内でも使える給水器です。
ガスを燃やす訳ではないので、お湯を沸かす際に静かなのも特徴で、野外用だけでなく室内用の温水器もあるのが特徴です。

●夜間の電気代が安い時間にお湯を沸かすので光熱費が安い。
こちらは、今現在全てのお客様に当てはまるものではありませんが、お昼にご利用頂くよりお安くなっています。
また、電気とガスのエネルギー単価を比べるとガスの方が安かったのは確かですが、だんだんと価格差もなくなって同じような水準になってきています。
電力自由化が行われたことにより全国各地で生活スタイルに合わせたプランでの契約ができるようになり、電気代は節約しやすくなっています。
この点に着目して上手に使うと電気温水器にした方が安上がりになるでしょう。

●タンクに一定量のお湯を貯められるので、災害時などに非常用水として使える。
電気温水器のお湯を使用してもタンク内の水が減る訳ではありません。
使用できるお湯は使用した分減っていますが、その分新しく水が入り、常に満水の状態を維持してくれます。
災害時などで、電気や元の水道が止まってしまえば、お湯を作ることや、タンク内に新しい水を注水することはできませんが、タンク内に残った水は使用することができます。

電気温水器のデメリット

メリットがあれば、当然デメリットもあります。
次に電気温水器のデメリットについて見ていきましょう!

●タンク内に貯めてあるお湯を使ってしまうとお湯が足りなくなる。

メリットの部分に少し記載しましたが、タンク内は常に満水状態でも、使用できるお湯には限りがあります。
例えば、370Lの製品だと370Lの水を約90℃に温めて貯湯します。
シャワー等を90℃で浴びる人はさすがにいないと思いますが…
シャワーで使うとすると大体半分の40℃になるよう水で薄めて使用するので、実際にはタンク容量以上のお湯を使うことが可能です。

ですが、それ以上お湯を使ってしまうと、タンク内が水だけになり、シャワーなどで出てくるお湯が冷たい水だけになります。
時間帯別電灯という方法で電力契約をされて、対応した電気温水器をご利用頂いている場合にはお昼でも沸き直しが可能ですが…
深夜電力という契約でそれに対応した電気温水器を使用していると、次の沸かす時間帯(深夜)までお湯の沸き直しができなくなります。

●製品自体が大きい

小型電気温水器をご利用頂いている場合は除きますが、一部屋のお湯を電気温水器でカバーしようとなるとそれなりの大きさの電気温水器が必要となります。
比較的小さい150Lでも1600㎜程の大きさがあります。
日本の建物の特徴として、ワンルームマンションなど使用できるスペースが限られています。
そんな中に電気温水器を設置するとなると、貴重なスペースを割くことになってしまいます。
また、電気温水器はタンク内で貯湯する性質上貯湯した分の重さが掛かります。
150Lなら本体重量にプラスして150㎏重くなるので、置く場所がしっかりしてないといけません。

深夜電力

電気温水器の交換で重要になってくるのが…深夜電力
深夜電力とは電力を供給する電力会社から見て、多くの人が活動する朝から夜までの時間帯は消費される電気の総量は多く、人が寝静まっている深夜時間帯は消費電力は少なくなります。
こうした電気の消費量に合わせて、火力発電所や原子力発電所を使って電気を作ります。
しかし出力を細かく調整するのは容易ではないため、深夜時間帯は電気が余り気味になります。
このような理由から、電力会社からすれば、電力消費が集中する昼間よりも、電力に余裕がある深夜に使ってもらう方がお得。
なので金額が抑えられる、これが深夜電力です。

 

まとめ

電気温水器がどんな製品なのか見てきました。
ガス給湯器違って火を使わないので安全性が高く、非常時にも水を貯めておけたり、電力自由化のお陰でコストパフォーマンスも上げやすいのが魅力です。
ですが、お湯を使いすぎれば湯切れを起こす可能性があったり、製品自体が大きいためスペースが必要などのデメリットもあることも考慮し、家庭の事情に合わせた機種の選択をするように心がけましょう!
便利な機能が付いている電気温水器も増えているので、使い勝手が良くてコスト面でも魅力のあるものを選ぶのが大切です!

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